丸山歯科医院ブログ
丸山歯科医院は初診時に丁寧にお話を伺い、検査・診断した上で治療を開始致します。
銀歯の下で、虫歯が進行!?
虫歯の治療を終えたはずの銀歯が、シクシクと痛みだした…どうして?…という経験はありませんか?
実は、治療して銀歯を被せた歯は、虫歯を再発しやすいという特徴があります。詰めてしまっているので外からは健康な歯に見えても、銀歯を外してみたら中は酷い虫歯に侵されていたということも少なくありません。
ここでは、「どうしてこんなことが起こるの?」という疑問にお答えします。
銀歯の下は、虫歯になりやすい!?
銀歯の治療が完了した当時、銀歯と歯がピッタリと隙間なくついていたものでも、生涯に渡り良好な状態が続くわけではありません。
時間がたつと銀歯や接着剤であるセメントが摩耗し、段差が大きくなっていきます。加齢とともに歯茎が痩せて、銀歯の装着部分に緩みが出てくることもあります。そこに隙間が生じれば、虫歯の温床になってしまいます。
さらに、銀歯は金属なので、丈夫なものとはいえ錆びることがあります。口腔内の過酷な環境の中で銀歯の酸化が起こると、さらに虫歯ができやすい環境を作ります。
また、虫歯を完全に取りきるのが難しい症例だった場合、虫歯を一部残したまま銀歯を被せてしまっているというケースもあります。
このような理由で、銀歯を被せた治療済みの歯は、虫歯を再発するリスクが高いのです。
まとめ
古くからの虫歯の治療方法である銀歯。
昔治療した銀歯に違和感を感じたら、遠慮なくご相談下さい。
投稿日:2017年7月13日 カテゴリー:診療一般