コツをおさえて効果倍増!?デンタルフロスの頻度と使い方 – 浦和 歯医者 丸山歯科医院

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コツをおさえて効果倍増!?デンタルフロスの頻度と使い方

皆さんは歯を磨いた後にデンタルフロスは使用していますか?
日本では「糸ようじ」とも呼ばれ、その名の通り糸で歯と歯の間を磨くものになります。ただ歯ブラシをするだけでは虫歯や歯周病の原因になるプラーク(歯の汚れ)は50%~70%程度しか除去することが出来ないと言われています。
特に歯と歯の間を歯ブラシだけで磨くのは難しく、プラークが残りがちになります。

コツをおさえて効果倍増!?デンタルフロスの頻度と使い方

そこで効果的なのが、デンタルフロスです。
デンタルフロスにはただ単に歯の間に詰まった食べカスを除去するだけでなく、歯と歯の間や歯と歯茎の間に溜まっているプラークを除去する重要な役割があります。
デンタルフロスを使用することでプラークの除去率は80%以上まで高まるといわれており、虫歯や歯周病予防に効果を発揮することが期待されます。

現在は歯ブラシと一緒に行う清掃グッズとして定番になりつつあるデンタルフロス。しかし、まだその正しい使い方とデンタルフロスを使う頻度について理解されていない方も多いと思います。
デンタルフロスを毎日通していても正しい方法でなければ効果半減…。そこで今回はデンタルフロスの正しい使い方とフロスを使用する頻度についてお話していきます。

デンタルフロスの正しい使い方

デンタルフロスの正しい使い方

先ほど説明した通り、デンタルフロスは歯と歯の間のプラークを落とす目的で使用します。そのためデンタルフロスはすべての歯の間に糸を通す必要があり、正しい使用方法が重要になります。
まずデンタルフロスには2種類あるのでどちらか使いやすい方を使用するようにしましょう。

糸巻タイプの糸ようじ(一回使い切り)

糸巻タイプの糸ようじ(一回使い切り)

糸巻きタイプのデンタルフロスは、使用する際に自分で長さを調節することが出来ます。当院でもこのタイプのデンタルフロスを使用しており、一回ごとに使いきりなので衛生的にも良いのがメリットです。しかし初心者には慣れるまで少しコツがいります。

糸巻タイプのデンタルフロスの使い方

まず、デンタルフロスの糸を30cm ほど出して切り取ります。糸の両端を両手の中指に巻付け糸がピンと張るように持ちます。この時指と指の間の糸が長すぎると、掃除がしにくくなるので15cm 程を目安にして伸ばすといいでしょう。

歯と歯の間に糸を入れ込む際には、入れやすい方の人差し指の指先で軽く糸を押しながら張るようにし、歯と歯の間に糸を押し込みます。デンタルフロスが歯の間に通ったら、歯の表面を糸でこするようにして掃除します。その時に両サイドの歯にそれぞれ押し当てながらこするのがポイントです。

ただし、糸を押し込むだけではプラークは落ちません。歯の根元も軽く糸を入れ込みこすりながらプラークを除去していきます。このとき、あまり力を入れて食い込ませすぎないように注意して下さい。
またフロスを歯から引き抜く際は力任せに上に引っ張ってしまうと、被せものが取れてしまうなどの原因になりますので、横から糸を引き抜くようにして取りましょう。

一ヶ所を綺麗にしたら次はフロスの綺麗な部分を使い、違う箇所の掃除をします。使用したフロスにはプラークなどの雑菌がついているのでなるべくきれいな部分を使って掃除してください。この時に新しいフロスに変えてもいいでしょう。

これをすべての歯に繰り返すことで歯と歯の間のプラークが除去され虫歯や歯周病のリスクが大幅に軽減されます。少し手間はかかりますがその効果は絶大です。

ホルダータイプのデンタルフロス

ホルダータイプのデンタルフロス

ホルダータイプのフロスは持ち手がついているタイプのもので、初心者の方でも簡単に使えることから一般的なデンタルフロスになります。

ホルダ―タイプのデンタルフロス使い方

糸巻状のデンタルフロスとほとんど使い方は同じです。
歯と歯の間に糸を押し込んだら表面をこするように磨いていき、歯の根元もしっかりと磨きましょう。ホルダータイプのものは同じ部分を何度も使用するので汚れをその都度水で洗い流しながら使用してください。

ホルダータイプのフロスは横から糸を引き抜くことが出来ないので、糸を引き抜く際は力任せに引っ張るのではなく、ゆっくりと前後に動かしながら外すようにしましょう。ホルダータイプのフロスは糸がほつれてくるまで洗って使用が可能になりますので、しっかりと使用後は洗浄し乾燥させて保管してください。

デンタルフロスの頻度は?

デンタルフロスの頻度は?

デンタルフロスは出来れば毎食後、歯ブラシと一緒に使うのが効果的です。
食べかすやプラークは食事をするたびに蓄積されていきますのでその都度その日のうちに落とすのが理想的です。このプラークをこまめに除去していかないと虫歯や、歯石がたまり歯周病になる原因になっていきます。

少し面倒な作業ですが歯の健康のためにも毎日取り入れるようにしましょう。
どうしても毎回出来ない人は特に夜、寝る前の歯磨きと一緒に行うようにして下さい。

まとめ

まとめ

いかがでしたでしょうか?デンタルフロスは習慣になってくると歯ブラシとその爽快感がクセになり歯磨きと同じように行えるようになります。
デンタルフロスを毎日のケアにいれるだけで虫歯や歯周病のリスクを大幅に減らすことができるので、ぜひ取り入れて歯の健康を維持していきましょう。

投稿日:2018年6月14日  カテゴリー:歯周病, 診療一般

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