むし歯予防のポイント③~フッ化物の応用~ – 浦和 歯医者 丸山歯科医院

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むし歯予防のポイント③~フッ化物の応用~

今回もむし歯予防のポイントを紹介したいと思います。

フッ化物の応用について

フッ素は、塩素やヨウ素などと同じハロゲン族元素のひとつです。
化合力が非常に強く、土や水、植物や動物だけではなく人間の身体にもフッ素は含まれています。

私たちは、飲食からフッ化物として身体にとり入れています。
フッ素は人間の身体、とくに歯や骨を丈夫にしてくれる有益元素です。

フッ化物は、成人で3~4mg(体重1kgあたり0.05mg)一日に必要とされています。
毎日の飲食からとる量では、むし歯を予防する量に不足しがちです。
そこで必要なのが、何らかの形でフッ化物を補うことです。

フッ化物は歯の表面から取り込まれて、歯の結晶(アパタイト)の一部になります。
フッ化物を含んだ歯は、普通の歯より丈夫になります。
むし歯菌の出す酸に対しても強くなり、むし歯になるのを防ぎます。
エナメル質のまわりにフッ化物があると、一度脱灰した部分の再石灰化を促進して、エナメル質の補修がしやすくなります。

最近の研究では、再石灰化促進力の方がむし歯予防効果としては大きいとされています。

フッ素を取り入れるようにして、丁寧な歯磨きを心がけましょう。

投稿日:2013年12月5日  カテゴリー:診療一般

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