歯周病と全身疾患⑦
-歯周病と肺炎ー
肺炎は、さまざまな病原菌の感染によって肺が炎症を起こす病気です。
歯周病と関連するのが誤飲性肺炎です。誤飲とは、誤って食べ物を飲み込む
ことをいいます。本来食べ物は、口から食道を経て胃に入ります。それが誤って
気道から肺に入ることがあります。その食べ物に歯周病菌が付着していると、
それが原因で肺炎を起こします。これが誤飲性肺炎です。特に高齢者に多く見られ
ますので口腔内を清潔に保つ必要があります。
カテゴリー:歯周病 投稿日:2011年11月22日
歯周病と全身疾患⑥
-歯周病と妊娠ー
歯周病にかかっている妊婦は、早産や低体重児(2500g)を出産する確率が高く
なります。妊娠中はつわりなどにより、口腔内の衛生状態が悪くなります。これに加え
女性ホルモンの血中濃度が高くなります。女性ホルモンは歯周病菌を増殖させるため
歯肉炎を引き起こしやすく、しかも進行が速くなります。
歯周病が悪化すると炎症物質が生産され、これが血中濃度を高めます。これにより胎盤
が刺激され陣痛や子宮収縮がおこり、早産を引き起こす可能性が高まります。
ですから、妊娠中は口腔内を清潔に保つように心がけましょう。
カテゴリー:歯周病 投稿日:2011年11月2日