2011年9月 – 浦和 歯医者 丸山歯科医院

歯周病と全身疾患③

 

  -歯周病と心疾患ー

 

 心臓病は死因の第2位を占めています。心臓を取り巻く冠動脈が硬化し血流が悪化して

 

 発症する狭心症や、血栓ができて血流が止まり発症する心筋梗塞を虚血性心疾患と呼ば

 

 ています。また動脈硬化は、危険因子が複雑に絡み合い進行します。高血圧・糖尿病・

 

 高脂血症・喫煙は極めて重要な危険因子ですが、これらが重なると虚血性心疾患になる

 

 リスクが相対的に高くなります。さらに歯周病も大きな危険因子であることが指摘されてい

 

 ます。歯周病菌の毒素を防ぐために生産される炎症物質が血流に入り、動脈硬化を促進す

 

 る危険性。また、歯周病菌の中に血小板を集める働きをもつ菌がいて、それが血栓をつくる

 

 危険性です。

 

 ですから、歯周病により心疾患を引き起こす可能性が高まるのです。歯周病予防に努めれば

 

 リスクを下げることができるのです。

 

 

 

 

カテゴリー:歯周病  投稿日:2011年9月12日

歯周病と全身疾患②

 

  歯周病は、歯周病菌による感染症ですが、口の中に歯周病菌がいても、すべての人が、

 

 歯周病になるわけではありません。高血圧・糖尿病などの生活習慣病と同様に、個人の

 

 免疫力や生活習慣などとからんでいると考えられています。ですから、個人の生活習慣に

 

 よって歯周病にかかりやすくなったり、治療しても治りにくい場合もあります。

 

 何故、歯周病が怖いかと言うと、進行すると毒素や炎症物質が生産され、歯周組織が悪化

 

 するだけではなくて、血液中に入り込み色々な病気の悪影響を及ぼすからです。

 

 ですから歯周病は全身の健康状態と密接に関係しているのです。

 

 次回から全身疾患との関係について述べていきます。

 

カテゴリー:歯周病  投稿日:2011年9月1日

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